おやつにどんなものを与えるべき?

おやつには様々な種類がありますが、ドッグフードと同じく商品によって質が大きく違います。
おやつを選ぶ際には、原材料表記を確認し安全な食材を使用している商品を基準に選んであげて下さい。

危険なおやつ

犬用の食品は人用の食品とは基準が違うため、人用では使用する事の出来ないような粗悪な素材を使用する事が出来ます。
残りかすのような素材や病気などに罹患した動物の肉、危険性が高く人では使用できない添加物など犬用のおやつは粗悪な原料で製造されている可能性があります。

危険性の高い原材料

4Dミートや肉の副産物、ミートミール、動物性油脂、ビートパルプなどの表記がある場合には注意して下さい。
4DとはDEAD(死んでいる)、DISEASED(病気)、DYING(死にかけ)、DISABLED(障害)の頭文字で、その動物の肉を使用したものを4Dミートと呼びます。
副産物は臓器や骨、羽など肉ではない部分を使用している場合を指し、ミートミールは副産物を混ぜて精製し脂肪を抜いた状態のものです。

絶対に食べたくないような粗悪な素材を使用していますので、原材料の安全性を最優先におやつを選んであげて下さい。
人間でも食べれる原料を使用したものをヒューマングレードといいますので、おやつ選びの参考にして下さい。

危険性の高い添加物

おやつでは添加物が大量に使用されている場合が多く、添加物の表記にも注意が必要です。
危険な添加物としてはプロビレングリコール、エトキシキン、亜硝酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール(BHT)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHA)、ソルビン酸カリウム、グリシリジン・アンモニエート、没食子酸プロピル、赤色3号、青色102号、赤色105号、赤色40号、青色2号、合成調味料・香料などがあります。

着色料と呼ばれる赤色3号、青色102号、赤色105号、赤色40号、青色2号は犬ではなく飼い主の購買意欲を高めるために添加されます。
犬は見た目ではなく匂いで判断しますので、着色料が一切使用していないものの方が安全性、嗜好性ともに高くなります。

合成調味料・香料は使用した原料の質が悪い場合に、その匂いをごまかすために使用されます。
つまり合成調味料・香料が添加されているおやつは原料が粗悪である可能性が高いので注意して下さい。

無添加(合成添加物不使用)のおやつを選んであげるのがオススメです。

おやつは本来なら与える必要のないものですが、しつけのご褒美やコミュニケーションの一つとして活用する事が出来ます。
しかしおやつにも粗悪なものがありますので、安全性の高いおやつを選んであげる事が大切です。